年末調整のポイント
年末調整の時期が近づいてきました。
年末調整は「扶養控除等申告書」などに基づき行いますので、
記載内容に誤りがないようにしましょう。
◎年末調整の対象……
原則として「扶養控除等申告書」を提出している方が対象となりますが、
給与総額が2千万円超の方などは対象外です。
なお、年の中途で就職した方が前勤務先から給与を受けていた場合は、
その給与を含めて年末調整をします。
◎扶養控除等(異動)申告書……
扶養控除など各種控除を受けるための書類で、
年末調整を行う方はこの申告書の提出が必要です。
なお、本年から扶養控除の対象となる国外居住親族が見直され、
非居住者の扶養親族が30歳以上70歳未満の場合は、
①留学生、②障害者、③年38万円以上の送金を受けている、
のいずれかに該当する場合に限り対象となります。
◎基礎控除申告書……
合計所得金額が2500万円以下の方が基礎控除を受ける場合は提出が必要です。
◎配偶者控除等申告書……
本人の合計所得金額が1千万円以下で、
生計を一にする配偶者の合計所得金額が133万円以下の方が
配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受ける場合は提出が必要です。
◎所得金額調整控除申告書……
給与収入が850万円超で、
①本人が特別障害者、
②23歳未満の扶養親族がいる、
③同一生計配偶者や扶養親族が特別障害者、
のいずれかに該当する方が所得金額調整控除を受ける場合は提出が必要です。
◎保険料控除申告書……
生命保険料や地震保険料などを支払った方は証明書を添付等して提出します。
◎住宅借入金等特別控除申告書……
年末調整で住宅ローン控除(2年目以降)を受ける方は提出します。