先の通常国会で成立した主な改正法等
先の通常国会で成立した主な改正法等
先月閉会した第198回通常国会において、
4月以降に成立した主な改正法等は次のとおりです。
◎健康保険法等の改正……
*マイナンバーカードを健康保険証として利用可能にする、
*健康保険の被扶養者について、
要件に国内居住者であることを追加する
(留学生などは例外的に要件を満たす)など。
◎女性活躍推進法等の改正(パワハラ防止法を含む)……
*女性の活躍推進に向けた事業主行動計画の策定・届出義務や、
情報公表義務の対象を、
常時雇用する労働者が101人以上
(現行は301人以上)の事業主に拡大、
*事業主に、パワーハラスメント防止のための雇用管理上の措置義務(相談体制の整備等)を新設するなど。
◎中小企業強靱化法……
*中小企業の災害対応力を高めるため、
中小企業の事業継続力強化に関する計画(事業継続力強化計画)の認定制度を創設し、
金融や税制の支援措置を講じるなど。
◎デジタル手続法……
行政手続等の利便性の向上や行政運営の簡素化・効率化を図るため、
行政手続のオンライン実施を原則化する。
◎子ども・子育て支援法の改正……
今年10月から、
全ての3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児を対象に保育所や幼稚園、
認定こども園などの利用料を原則、無償化する。
◎民法等の改正……
養親の実子とする特別養子縁組について、
対象年齢を原則15歳未満(現行は6歳未満)に拡大するなど。
◎道路交通法の改正……
*自動運転技術の実用化に対応した
運転者等の義務に関する規定を整備、
*運転中の携帯電話使用等に対する罰則の強化など。