投稿日: 2021年2月9日
カテゴリー: オンライン週刊フジ

医療費控除に関する注意点等

医療費控除は、

1年間に本人又は生計を一にする親族のために支払った医療費が10万円

(総所得金額200万円未満の方は、その5%)を超える場合に、

超えた金額(最高200万円)を所得控除できます。

◆医療費控除の対象となる医療費は

対象となる医療費は、医師等による診療・治療の費用や、

医薬品の購入費などで、病気の予防や健康維持のための費用は対象外です。

◎通院費用……

電車等の交通機関を利用した場合は対象ですが、

自家用車のガソリン代等は対象外です。

◎入院費用……

部屋代や食事代は対象ですが、

寝具や洗面具などの身の回り品の購入費用や、

本人の都合で個室にした場合の差額ベッド代は対象外です。

◎健康診断等の費用……

対象外です。

ただし、健診等で疾病が発見され治療する場合は対象になります。

◎PCR検査の費用……

自己の判断により検査を受けた場合は対象外です。

ただし、検査結果が陽性であり治療を行った場合は、対象となります。

◎保険適用外の自由診療の費用……

保険適用は関係なく治療目的であれば原則、対象となります。

◆医療費控除を受ける際の注意点

医療費控除を受けるには、

「医療費控除の明細書」を作成し、申告書に添付する必要があります。

◎保険金などの補填金がある場合……

補填の対象である医療費を限度に差し引き、

医療費を超える場合でも他の医療費から差し引く必要はありません。

◎医療費通知を添付する場合……

健保組合等が発行する医療費通知を添付する場合は、

明細書の記入を省略できますが、

通知に記載のない期間の医療費や、

通院費、保険適用外の医療費などは記入が必要です。


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