投稿日: 2022年12月28日
カテゴリー: オンライン週刊フジ

令和5年度税制改正大綱(主な中小関連)

◎中小企業向け設備投資税制の見直し等……

*投資促進税制及び経営強化税制について、

対象資産を一部除外(一定のコインランドリー設備など)した上で2年延長、

*防災・減災投資促進税制について、対象資産に耐震装置を追加等した上で2年延長、

*先端設備等導入計画に基づき導入した一定の設備について、

固定資産税の課税標準を3年間1/2

(一定の場合は最大5年間1/3)とする特例を講じます。

◎インボイス制度に係る見直し……

令和5年10月からのインボイス制度について、

*免税事業者がインボイス発行事業者(課税事業者)になった場合に、

消費税の納税額を売上に係る消費税額の2割とする軽減措置を3年間講じる、

*基準期間の課税売上高が1億円以下の事業者等が行う課税仕入れが1万円未満の場合は、

帳簿のみの保存で仕入税額控除を認める措置を6年間講じる、などの見直しを行います。

◎電子帳簿等保存制度の見直し……

*電子取引データに係る保存制度について、

出力した書面等による保存も認める宥恕措置は適用期限(令和5年末)で廃止しますが、

令和6年以降は要件に従って保存をすることができない

相当の理由がある事業者に対する猶予措置を講じるほか、

一定要件のもと検索要件を不要とする措置の対象者を売上高5千万円以下の事業者等に拡大する、

*スキャナ保存制度について、

令和6年から解像度、階調、大きさに関する情報の保存要件を廃止する、

などの見直しを行います。

◎防衛力強化に係る財源確保のための措置(法人税の部分)……

令和6年以降の適切な時期(未定)から、

法人税額(500万円超の部分)に対して税率4~4.5%の新たな付加税を課します。


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