投稿日: 2024年6月6日
カテゴリー: オンライン週刊フジ

令和5年分の確定申告状況(所得税・消費税)

国税庁は令和5年分の確定申告状況を公表しました。

個人事業者の消費税の申告はインボイス制度の導入により申告件数が大幅に増加しています。

◆所得税の確定申告状況

◎所得税の申告状況……

所得税の確定申告書を提出したのは2324万3千人となり、

そのうち申告納税額があった方は668万7千人、

還付申告を行った方は1350万7千人でした。

◎e-Taxの利用状況……

e-Taxで申告した方(税理士による代理送信等を含む)は1604万6千人で、

そのうち納税者の自宅からe-Taxで申告した方は

690万5千人(うち316万2千人がスマホ申告)となっています。

◎各種控除の適用状況……

医療費控除は785万1千人が適用し、

そのうちセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)は4万9千人でした。

また、寄附金控除は547万2千人、

災害などで損害を受けた場合の雑損控除は1万6千人が適用しています。

◆個人事業者の消費税の申告状況

◎個人事業者の消費税の申告状況……

申告件数は前年から91万7千件増加し、

197万2千件(前年比+86.9%)となりました。

また、申告納税額は6850億円(同+9.1%)で1件あたり36万円です。

◎インボイス発行事業者の申告状況……

令和5年中にインボイス発行事業者になった197万6千人のうち、

期限内に申告した方は174万4千人でした。

また、申告した方のうち

免税事業者からインボイス発行事業者になったのは87万5千人であり、

納付税額の2割特例(売上に係る消費税額の2割とする特例)を

73万4千人が適用しています。


pagetop